離婚を切り出されたとき|よくある4つのパターンと、最初にできること

今回は、パートナーから離婚を切り出されたときの考え方について説明していきます。

結論から言うと「離婚したい」という言葉は、長い間たまっていた思いの最後のひと言であることが少なくありません。言い返す前に、言葉の裏にある思いを知ることが、最初の一歩です。

突然のひと言に、頭が真っ白になった。そんな方に向けて、よくあるパターンと、最初にできることをお伝えします。

もくじ

  1. 「離婚したい」という言葉の、受け止め方
  2. パターン1 会話が減って、すれ違いが続いた
  3. パターン2 家事や育児の負担が、偏っていた
  4. パターン3 ふれあいや、夫婦らしい時間が減った
  5. パターン4 お金・仕事・親族との関係への不満
  6. 切り出されたとき、最初にしないほうがよいこと
  7. 最初にできること
  8. 決めるのは、ふたりの意思

「離婚したい」という言葉の、受け止め方

離婚を切り出す言葉は、本気の決断であることもあれば「状況を変えたい」という強いサインであることもあります。

切り出した側は、ずっと前から考えていたのに、切り出された側には「突然」に感じられる。このずれは、とてもよくあります。

まずは「なぜ、今なのか」「何が、いちばんつらかったのか」を知ることから始めます。

パターン1 会話が減って、すれ違いが続いた

仕事や育児に追われて、ふたりで話す時間がなくなっていくケースです。

たとえば「家のことは任せている」と思っていた夫と「話を聞いてもらえず、ひとりで抱えてきた」と感じていた妻。切り出された夫は「何が不満だったのか」と戸惑い、妻は「もう伝わらない」とあきらめていた、という形です。

お互いに悪意はなく「伝えたつもり」と「伝わっていない」が、積み重なっています。

パターン2 家事や育児の負担が、偏っていた

負担の偏りが、少しずつ不満になっていくケースです。

たとえば、仕事が忙しい妻と、家事と育児の多くを担ってきた夫。夫は「感謝の言葉もなく、当たり前のように思われている」と感じ、限界になって離婚を口にした形です。性別が逆の場合もあります。

切り出された側には「頑張っているつもり」という思いがあることも多く、ここで言い合いになると溝が深くなります。

パターン3 ふれあいや、夫婦らしい時間が減った

子どもが生まれてから、体調や忙しさで、夫婦としてのふれあいやふたりの時間が少なくなるケースです。

たとえば「求められることが負担になっていた」側と「拒まれ続けて、必要とされていないと感じた」側。どちらも相手を嫌いになったわけではなく、言葉にできないまま距離が広がっています。

話しにくいテーマなので、ふたりだけで話すと、感情的になりやすいです。第三者が入る方法もあります。

パターン4 お金・仕事・親族との関係への不満

家計の考え方、転職や収入の変化、親や親族との関わりかたなど、生活の土台にあることへの不満が、積み重なるケースです。

たとえば「自分の親との付き合いを、わかってもらえない」と感じていた側が「ここでは、自分は大切にされていない」と思うようになっていた形です。

表に出る理由は小さくても、背景には「大切にされていない」という思いがある場合があります。

切り出されたとき、最初にしないほうがよいこと

気持ちが乱れているときは、次のことをしがちです。

  • その場で、言い返して、相手の非を並べる
  • 「別れない」の一点張りで、話を聞かない
  • 周りの人に、先に相手の悪口を広める
  • 子どもの前で、離婚の話をする

どれも、自然な反応です。ただ、話し合いの入り口を、狭くしてしまうことがあります。

最初にできること

落ち着いて、できることから始めます。

  • 責めずに、相手の話を聴く(反論は、あとで構いません)
  • 自分にも、できなかったことがあれば、それを言葉にして伝える
  • 子どもに聞こえない場所と時間で話す。子どもの前では、離婚の話をしない
  • 結論を急がない。「すぐに答えを出さなくていい」と、お互いに確認する
  • ふたりだけで難しいときは、第三者に入ってもらう

暴力や強い恐怖がある場合は、話し合いよりも、安全の確保が先です。その場合は、DV相談窓口などの専門の窓口に相談してください。

決めるのは、ふたりの意思

離婚するか、続けるか、別居して様子を見るか。どれを選ぶかは、ふたりが決めることです。

どの選択になっても、お互いの気持ちを整理してから決めるほうが、後悔は少なくなります。

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まとめ

  • 離婚を切り出す言葉は、長い間たまっていた思いの、最後のひと言であることがあります。
  • よくあるパターンは、すれ違い、負担の偏り、ふれあいの減少、生活の土台への不満です。
  • 言い返す前に、言葉の裏にある思いを知ります。
  • 子どもの前では、離婚の話をしません。
  • 結論を急がず、必要なら第三者に入ってもらいます。

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この記事を書いた人

太田 瑠美・太田 基次(モラハラ解決相談所 Re:gene(リジェネ)所長・副所長)

Re:lation は、Re:gene が運営しています。2015年から、夫婦関係のご相談を2,500件以上お受けしてきました。元被害者と元加害者の夫婦として、ふたりの「どうするか」を支えています。

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